伝説のデルタ・ブルース・セッション1930

Son House & Charly Patton / P-VINE(CD) 2000

1930年前後、ロバート・ジョンソン以前の戦前のブルースはざっくりと言えば南部の3地域で息づいていた。もちろん、当時シカゴやニューオーリンズなどの都市でもブルースはあったが、それらはブギやラグが中心であってピアノが主役であった。当時の南部のブルースはギターの弾き語りが基本であって、3地域とは、チャーリー・パットンを代表とするミシシッピ・デルタ、ブラインド・レモン・ジェファーソンを代表とするテキサス、ブラインド・ウィリー・マクテルを代表とするアトランタ周辺である。デルタはシカゴ・ブルースへ、テキサスはTボーンやライトニングなどのテキサス・ブルースへ、アトランタはサザンロックへの本流となった。「伝説のデルタ・ブルース・セッション1930」は、チャーリー・パットン、サン・ハウス、ウィリー・ブラウンを同日に録音したもので、デルタ・ブルースの草創期を捉えた一枚だ。ルイーズ・ジョンスンという女性ピアニストも参加しているが、これは女好きのチャーリー・パットンが連れ込んだと言われている。パラマウント原盤の版権をYazooが持っていて、それを借用して日本のP-VINEがCDリリースした。このCDは国立国会図書館にも収蔵されている。

Moon Going Down / Charly Patton
My Black Mama / Son House
M&O Blues / Willie Brown
All Night Long Blues / Louise Johnson

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