Takin’ Off

Herbie Hancock / Blue Note 1962

私には9つ上の姉がいて、何枚かJazzのレコードを持っていた。中学生の頃、そのレコードを聴くともなく聴いていたのだが、後々までジャケットを覚えていた盤が数枚ある。マイルスの「Sketches of Spain」、ハービー・ハンコックの「Takin’ Off」、ポール・チェンバースの「Bass on Top」、チャールズ・ロイドの「Forest Flower」、エリック・ドルフィーの「At the Five Spot」だったが、音楽まで記憶にあるのは2つしかない。一つは「Sketches of Spain」で、これはJazzを聴いたというより得も言われぬ音楽世界に触れた印象だったと思う。もう一つは「Takin’ Off」の1曲目「Watermelon Man」で、これはJazzとはこーゆーものかと感じ入ったのだと思う。「Takin’ Off」はハービー・ハンコックのデビュー・アルバムで、彼はその後マイルス・クインテットを経て1973年の「ヘッド・ハンターズ」に代表されるエレクトリック・サウンドを駆使したフュージョンを開拓するわけだが、もともとはファンキーな青年だったわけだ。余談だが、彼はスティーヴィーの「キー・オブ・ライフ(1976)」にキーボードと手拍子で参加している。さらに余談だが、姉はJazzのレコードを実家に残して嫁いでいったので、後日、新宿のディスクユニオンに持ち込んだところ、どれも初回プレスかそれに近い輸入盤だったようで、思いもよらぬ高値で買い取っていただいた。

Watermelon Man / Takin’ Off
Chameleon / Head Hunters

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