The Young Big Bill Broonzy 1928-1936
The Big Bill Broonzy / Yazoo 1968
ビッグ・ビル・ブルーンジーは1958年に死ぬまでのキャリアのなかで米国ばかりでなく欧州でも大量のレコーディングをしていて何が名盤なのか見当がつかない。初期の録音は戦前でカントリー・ブルースを弾き語るギターが滅法うまい。Yazooはこれら戦前のカントリー・ブルースを編集してリリースするという歴史の証人的レーベルで素晴らしい。彼は多くの曲をつくったが、なかでも最も貴重なのが「Key to the highway」だろう。この曲は彼の作として知られるが、1940年代初頭ピアニストがつくった原型をギター弾き語り曲に仕立て上げたというのが正確なところらしい。いずれにしても圧倒的名曲であって、黒人白人を問わず素晴らしいカバーの数々がある。B.B.Kingやフレディ・キング、そしてマディ・ウォーターズはじめシカゴブルースの面々。ロックバンドではローリング・ストーンズやレッド・ツェッペリンの演奏もあるが、Derek and the Dominosでのクラプトンとデュアン・オールマンの共演が素晴らしい。クラプトンはことあるごとにこの曲をやり散らかしていて、B.B.はじめ多くのブルースマンとの共演もある。Jazzボーカル系ではダイナ・ワシントンやジミー・ウィザースプーン、ジョー・ウィリアムスの歌唱などもあって実に裾野が広い。


